【新ルール】野球のベースランを「自由」にしたら、どう変わるか?

野球のベースランニングが左右両方向可能になった新ルールを妄想するイラスト 野球

突然ですが、皆さんは野球を観ていて「こんなルールがあったらおもしろいな」なんて、ありえない想像をしたことはありませんか?

今回は、一野球ファンの完全なる「妄想」であり、エンターテインメントとしての思考実験にお付き合いください。テーマは、「野球のルールに、1つルールを追加するなら」です。

目次

  1. 1. 究極の「if」:ベースランニングの双方向化
  2. 2. 伝説の「6点本塁打」は、もはや不可能ではない?
  3. 3. 左利き選手の「ポジション」が解放される
  4. 4. 新しいプロリーグ:才能が「野球で生きていく」場所

1. 究極の「if」:ベースランニングの双方向化

私が夢想するのは、非常にシンプルな、しかし破壊的なルール追加です。

「打者は、打った瞬間に一塁側(左回り)へ走っても、三塁側(右回り)へ走ってもよい」
注.「スリーフットレーン(走塁制限線)」を踏んだ時点で方向を変えることはできない。したがって3塁線側にも引く必要がある。

このルールにより、右バッターはより近いサードに走ることもできます。また、足の速い選手は打球の方向を見て、走ることができるため内野安打も増えます。さらに例えばノーアウトランナー一塁でゲッツーを取られそうな打球を打ったときは3塁に走って一塁ランナーの進塁義務を発生させない頭脳プレイもできるのではないかと思いました。守備側はランナーがどちらのベースに向かうのか、わからないためなかなか難しい判断になると思います。

2. 伝説の「6点本塁打」は、もはや不可能ではない?

この妄想をさらに加速させるのが、野球ファンなら一度は耳にしたことがある「トッド・リンデン選手の逸話」です。

かつて楽天に在籍したリンデン選手が、9回6点ビハインドで代打起用された際に、「俺に6ランホームランを打てというのか!」と激怒したという、エピソードがあります。現在のルールでは満塁弾の4点が限界ですから、彼の怒りは筋は通っています。

リンデンと野村監督に関する雑学 #リンデン #楽天イーグルス #プロ野球 #雑学
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ところが、この「双方向ベースランニング」の世界では、話が変わります。

  • 左回り(一塁側から)の走者が3人
  • 右回り(三塁側から)の走者が3人

もし両方向からランナーが溜まり、その状態でホームランが飛び出せば、なんと「7点本塁打」が成立します。リンデン選手が不可能だと断じた「6点」を軽々と超え、一振りで試合の運命を劇的にひっくり返す。そんな、マンガでも描けないような究極のドラマが理論上可能になるのです。

3. 左利き選手の「ポジション」が解放される

この妄想は、左利きの選手には朗報です。

現在のプロ野球では、守備の構造上、捕手や内野(一塁以外)は「右投げ」でなければ務まらないのが常識です。しかし、一塁側からもランナーが突っ込んでくる世界ならどうでしょう。

一塁側からホームへ滑り込むランナーを刺すには、左投げの捕手の方がタッチがスムーズです。あるいは、左回りランナーを阻止するために、「左投げのセカンドやショート」がその真価を発揮する場面も出てくるはずです。

身体的な特徴でポジションを制限されていた才能たちが、全く新しい形で開花する。そんな多様性のあるフィールドも、この妄想の魅力的な側面です。

4. 新しいプロリーグ:才能が「野球で生きていく」場所

「そんなルール、プロ野球(NPB)で導入できるわけがない」 ……その通りです。だからこそ、これは「妄想」なのです。

ですが、もしこのようなルールを採用した「エンタメ特化型の新プロリーグ」が、NPBの下部組織や独立リーグのような形で存在したら……と考えるのは、案外「あり」なのではないでしょうか。

毎年、甲子園を沸かせたスター選手たちが数多く生まれますが、NPBはあまりにもレベルが高いです。甲子園以上プロ未満のプロリーグがあっても面白いのではないかと思いました。

そんな彼らが、この「新しい野球」の舞台でプロとして活躍し、生計を立てられるようになる。それは野球界全体の裾野を広げ、多くの選手にセカンドキャリアならぬ「パラレルキャリア」を提供することにつながります。ファンにとっても、伝統的な野球と、予測不能なエンタメ野球の両方を楽しめる豊かな環境になるはずです。


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