タグ: CUTIE STREET

  • 佐野愛花に学ぶ「ありのまま」で生きる強さ|CUTIE STREETでの覚悟と仕事への活かし方

    佐野愛花に学ぶ「ありのまま」で生きる強さ|CUTIE STREETでの覚悟と仕事への活かし方

    はじめに

    あるアイドルのインタビュー記事を、私は何度も読み返しています。
    彼女の名は、佐野愛花(さの あいか)さん。

    CUTIE STREET|CUTIE STREET OFFICIAL FANCLUB
    https://cutiestreet.asobisystem.com

    CUTIE STREET|CUTIE STREET OFFICIAL FANCLUB CUTIE STREET オフィシャルサイト・オフィシャルファンクラブ。CUTIE STREET(きゅーすと)の最新情報を cutiestreet.asobisystem.com

    彼女が所属するアイドルグループ「CUTIE STREET」といえば、デビュー曲「かわいいだけじゃだめですか?(通称:かわだめ)」が大ブレイクを果たしており、誰もが一度は耳にしたことがあるでしょう。

    その数字はまさに桁違いです。

    • TikTok総再生回数:62億回以上
    • ストリーミング累計再生数:2億回突破
    • TikTok週間楽曲ランキング:5週連続1位

    惜しくも2025年の年末の紅白歌合戦には選出されませんでしたが、間違いなく今の日本のアイドルシーンを牽引する存在であり、多くの人の憧れの的となっています。

    【佐野 愛花(さの あいか)】

    • 生年月日:2001年生まれ(現在24歳)
    • 出身地:日本
    • 所属グループ:CUTIE STREET
    • 所属事務所:アソビシステム(KAWAII LAB.)
    • 特技:ダンス
    • 芸能活動開始:高校3年生(18歳)

    華々しいスポットライトを浴びる彼女ですが、最初からこの場所にいたわけではありません。
    高校3年生で芸能活動を始めてからこのデビューを掴むまでには、5年にも及ぶ下積み時代がありました。

    「この道を選んでよかった」と思えるようにしたい――
    そう語る彼女の言葉の裏には、5年の重みと、私たちが仕事や生活の中で忘れかけている「大切な真理」が詰まっていました。

    今回は、記事の言葉を引用しながら、私が彼女の姿勢から学んだこと、そして働く上でのヒントを共有します。

    1. 要領の良さを超えて、極限まで頑張ることの大切さ

    記事の中で特にハッとさせられたのは、彼女が学生時代を振り返るシーンです。

    佐野:お姉ちゃんはテスト勉強とか毎日コツコツ着実にやっていくタイプなんですけど、私は提出期限の1週間前くらいに一気にやる。それでお姉ちゃんと同じ成績を取っていました。

    ――器用ですね!

    佐野:すごく器用なわけじゃないですけど、不器用ではない気がします(笑)。

    学生時代の彼女は、周囲から「要領がいい」と言われていました。
    コツコツ努力する姉と同じ成績を、直前の集中で取ってしまう。一見すると、彼女は「効率よく結果を出せるタイプ」に見えます。

    しかし、芸能の世界で彼女が直面したのは、要領の良さだけでは乗り越えられない壁でした。

    佐野:オーディション合宿中、みんなも寝る時間を割いてベストを尽くすために練習していたように、私も睡眠との戦いがいちばんの壁で(笑)。寝ないとメンタルにも支障をきたすので、体力や気力を保つのが大変でした。

    CUTIE STREETのオーディションは、5日間にわたる過酷な合宿形式。
    そこには、彼女のように器用にこなせる余地などありませんでした。

    そして、彼女は涙を流しながらこう語ります。

    佐野:なんか……気持ちが落ちちゃうと、もう上がれないかもと思って。だから……(思わず涙を流して)常に明るくしていないと、って。元々明るい性格ではあるんです。だけど、明るくしていないと自分が壊れてしまうと思ったし、頑張れなくなっちゃいそうだったから。

    「要領よく」立ち回るのではなく、「必死に」自分を保つ。
    マイナスな気持ちをシャットアウトし、プラスの気持ちを自分の中から引っ張り出して、明るく乗り切る――。

    その姿は、学生時代に「要領がいい」と言われていた彼女とは、まるで別人のようでした。

    【仕事へのヒント:要領の良さだけでなく、時には極限まで頑張ることも必要】

    仕事でも、ある程度までは「要領の良さ」で進めるかもしれません。
    効率よく、スマートに。それは確かに大切なスキルです。

    しかし、本当に大切な場面、人生の分岐点になるような局面では、そうした器用さだけでは足りないこともあります。

    そこで問われるのは、「どれだけ本気で向き合えるか」という一点です。
    佐野さんが涙を流しながら語ったように、時には自分が壊れそうになるほど追い込まれることもあるでしょう。
    明るくしていないと壊れてしまいそうになりながらも、必死に自分を保ち続ける――。

    要領よく、効率よくばかりを追い求めるのではなく、時には極限まで自分を追い込んで頑張ることの大切さ。
    「絶対に自分に負けたくない」という気持ちを持ち続けること。

    その姿勢が、人生を大きく変える瞬間を掴む鍵になるのかもしれない――
    そんなことを、彼女の言葉から教えられた気がします。

    2. 簡単に後戻りできない道を選ぶという覚悟

    彼女がCUTIE STREETのオーディションに懸けた理由は、単なる「チャレンジ精神」ではありませんでした。
    そこには、高校3年生の時に下したある決断が関係していました。

    高校3年生の夏、大学受験に向けて塾に通っていた彼女は、ふと自問します。

    佐野:「私はどこに向かっているんだろう?」「何をしているんだ?」と思うようになって。「大学に入って、そのまま一般企業に就職するのか?」って言われたら、その未来が自分には見えなかったんです。

    そんな時、同級生の男の子が言った一言が、彼女の人生を変えました。

    佐野:同級生の男の子が「俺はお笑い芸人になるから、大学には行かない」と言ったんです。その話を聞いて「え? それ、ありなの?」と思ったんですよ。身近で周りと違う選択肢を取る人を初めて見て「そういう道もあるんだ」とハッとしたんです。

    そこから彼女は、芸能の道へ進むことを決意します。
    しかし、ただ決めただけではありませんでした。

    佐野:(再び涙を流しながら)……大学に行かなかったのも簡単な気持ちで後戻りしないように、というのがあって。もしも大学に行ったら、卒業のタイミングで「今から芸能を目指してもアレだし、じゃあ就職するか」と自分に妥協した選択を取ってしまうかもしれない。そう思いたくないから、簡単に切り替えられない道を選んだんです。

    この言葉には、強烈な覚悟が宿っています。
    彼女は、逃げ道を自ら断ったのです。

    そして、23歳でCUTIE STREETのオーディションに挑んだ時、彼女はこう語ります。

    佐野:あとは当時23歳で、しかもアイドル未経験だったけど、だからこそきゅーすと(CUTIE STREETの略称)に懸けていたんです。漠然と25歳までに芽が出なかったら、芸能は辞めようと思っていて。そのタイムリミットが近づいていたから、なんとしてでも掴み取りたかった。

    そして、彼女の背中を押したのは、マネージャーからの言葉でした。

    佐野:当時所属していた事務所のマネージャーさんには「芸能は正しい方向に5年間努力をしていたら、いつか必ずチャンスが来る。そのチャンスを掴み取れるかどうかは、愛花次第だよ。そのタイミングを待つしかない」と言われ続けていて。きゅーすとのオーディションを受けたのが、芸能活動を始めてちょうど5年目だったので、そのチャンスがきっと今だと思っていたから、絶対に諦めたくない気持ちがありました。

    芸能活動を始めて、ちょうど5年目。
    高校3年生で下した決断から、積み上げてきた5年間の努力。
    マネージャーが言った「5年間努力をしていたら、いつか必ずチャンスが来る」という言葉通りに、そのチャンスが目の前に訪れた。

    佐野:無駄な5年間にしたくないから、ちゃんと自分の中で「この道を選んでよかった」と思えるようにしたい、と思っていました。

    この言葉には、5年間の重みが詰まっています。
    高校3年生で下した決断を、無駄にしたくない。
    そして、巡ってきたチャンスを、絶対に掴み取りたい。

    その一心が、彼女を前へ前へと突き動かしていました。

    【仕事へのヒント:本気で取り組みたいときは、あえて逃げ道を断つ選択肢もある】

    「いつでも辞められる」「ダメだったら別の道がある」――
    そう思っている状態では、どこか心に余裕が生まれてしまうかもしれません。

    佐野さんは、大学という「保険」をあえて持たずに、茨の道へ飛び込みました。
    それは無謀に見えるかもしれませんが、彼女にとっては本気で向き合うための選択だったのです。

    仕事でも同じかもしれません。
    「このプロジェクトを絶対に成功させる」「この仕事で結果を出す」と腹を括った瞬間、自分の中で何かが変わることがあります。

    もちろん、全ての場面で逃げ道を断つ必要はありません。
    しかし、本当に大切なものに対して本気で取り組みたいときには、あえて簡単に後戻りできない道を選ぶというのも一つの方法なのかもしれない――
    そんなことを、彼女の姿から考えさせられました。

    3. ありのままでいることが生む「多幸感」

    彼女が大切にしている価値観について語るシーンは、記事の中でも特に印象的でした。

    佐野:「ありのままでいること」「素直でいること」はとても大事にしています。いろんなアイドルを見てきたわけじゃないから”アイドルはこうあるべき”という理想像は正直あまり分からないんですけど、分からないからこそ「私はありのままでいたいな」って。

    佐野:それが悪く出ることもあるとは思うんですけど、私は思ったことしか言いたくないし、嘘をつくのは嫌なので、自然体でありのままの自分でいたい。プライベートの佐野愛花とアイドルの佐野愛花で分けるのではなく、ずっと自分でいるのが私のやり方というか……そういう自分が私の中では正解だと思ってます。

    多くの人は、仕事用の顔とプライベートの顔を使い分けます。
    「仕事だから」と本心を押し殺し、期待される役割を演じることもあるでしょう。

    しかし、佐野さんは違いました。
    彼女は、どんな場面でも自分自身でいることを選びました。

    そして、その姿勢が、ファンの心を動かしていることに彼女自身が気づきます。

    佐野:私、自分の中で”多幸感”を大事にしていて。自分が幸せでいることで、見ている人も幸せにできると信じているから、常に私自身が幸せでいることが大切。自分の明るさが伝染して、「明るくなれる」とか「前向きになれる」と思ってもらえたら嬉しいです!

    「多幸感」という言葉。
    これは、彼女がありのままの自分でいるからこそ生まれるものです。

    無理に明るく振る舞うのではなく、本当に幸せでいるからこそ、その幸せが周りに伝わる。
    この真理を、彼女は体現しています。

    【仕事へのヒント:思考や感情は、言葉や行動となって相手に伝わる】

    近年、仕事の現場では「セルフブランディング」や「見せ方」が重視されがちです。
    もちろん、状況に応じた建前や配慮も時には必要でしょう。

    しかし、人は頭や心の中で考えていることが、無意識のうちに言葉や行動となって表れてしまうものです。
    どれだけ完璧に取り繕っても、本心と行動がズレていれば、相手は何かを感じ取ってしまうかもしれません。

    逆に、不器用でも、完璧でなくても、「自分らしくいること」を貫けば、それは唯一無二の魅力になり得ます。

    佐野さんが語るように、「ありのままでいること」は時に悪く出ることもあるかもしれません。
    それでも、少なくとも自分に嘘をつかずに生きることが、長い目で見れば信頼や魅力につながっていく――
    そんな可能性を、彼女の姿勢は示しているように感じます。

    おわりに

    記事の中で、彼女はこう語っています。

    佐野:朝ドラに出たいです! ずっと憧れだったし、オーディションに挑戦したこともあったので、その夢はいつか叶えたいです。

    高校3年生で大学進学を諦め、茨の道を選んだ彼女。
    5年間、オーディションに落ち続けながらも、自分を信じて前に進み続けた彼女。

    そして今、CUTIE STREETのメンバーとして、新たな夢に向かって歩み始めています。

    うまくいかない時、つい自分を偽ってしまいそうな時。
    私はこのインタビュー記事を読み返します。

    器用に立ち回るのではなく、本気で向き合う。
    逃げ道を断って、覚悟を決める。
    そして、ありのままの自分でいる。

    そんな当たり前のことの尊さを、佐野愛花さんというアイドルが改めて教えてくれました。

    参考資料:
    CUTIE STREET ソロインタビュー Vol.4:佐野愛花「ずっと自分でいるのが私のやり方」 ”幸せ”を目指して、明るく、正直に

    CUTIE STREET 公式サイト:
    https://cutiestreet.asobisystem.com