もし沖縄に、路面電車がはしっていたら――。
那覇空港におりたった瞬間、目にとびこんでくるのは、シーサーとハイビスカスが描かれた、かわいい電車。
そのまま乗っちゃえば、美ら海水族館まで一直線。
そんな沖縄が、もしあったら。
ちょっと想像するだけでわくわくします。
今日は、そんな未来を気軽に考えてみたいとおもいます。
沖縄の貧困、半分は車社会のせいかも
沖縄って、九州や本州から海をへだてた、離島ですよね。
だから輸送費がかさんでしまって、重化学工業とか農林水産業では、どうしても本土には太刀打ちできない。
これは、沖縄という土地がかかえる、うごかせない確定した現実です。

そして沖縄は、給料は低いのに、家賃とか生活費は、とくべつ安いわけでもないんですよね。
そのうえ、車がないと生活できない社会になっている。
――これこそが、いまの沖縄の貧困問題の、半分くらいの原因なんじゃないかとおもうんです。
車を持つには、お金がかかります。
ガソリン代も、駐車場代も、保険料も。
ただでさえ給料が低いのに、その負担が毎月のしかかってくる。
これじゃあ、いつまでたっても、生活はらくになりません。
もし、この「車必須」の呪縛が、なくなったら?
沖縄の暮らしは、どれだけかわるんでしょうか。
そこで提案したいのが、路面電車です。
那覇空港から、美ら海水族館まで、路面電車でつなげてみるのはどうでしょう。
ただ、これはただ一直線につなげる、という単純な話じゃありません。
メビウスの輪みたいに、ところどころに環状線をつくる。
観光客をはこぶだけの電車じゃなくて、実際に沖縄に住んでいる人たちの、毎日の足にもなってもらう。
通勤も、通学も、買いもの帰りも、車にたよらなくていい。

そんな沖縄が、もしあったら。
きっと、暮らしの景色そのものが、かわっていくはずです。
路面電車があれば、恩恵をうけるのは、地元の人だけじゃありません。
観光でおとずれる人のなかには、ペーパードライバーの方も、たくさんいますよね。
レンタカーをかりたくても、運転にじしんがなくて、あきらめちゃう。
せっかく沖縄にきたのに、行動範囲が、せまくなってしまう。
そんな人たちも、路面電車があれば、気軽に沖縄をめぐることができます。
車がなくても、沖縄を、すみずみまで楽しめる。
それだけで、観光客の幅は、ぐっとひろがるはずです。

ラッピングした路面電車が沖縄の新しい顔になる
「電車をとおしたら、景観がこわれるのでは」
そうおもう方も、いるかもしれません。
でも、路面電車なら、景観をそこなうことはありません。
むしろ、逆なんです。
シーサーや、ハイビスカス、ジンベエザメ。
沖縄らしいペイントをほどこせば、あらなんということでしょう。
電車そのものが、りっぱな観光資源になります。
走る電車を、おもわず写真におさめたくなる。
乗ること自体が、旅の思い出になる。
「路面電車に乗るために沖縄にくる」――一大観光名所になりえます。

もちろん、バス会社や、タクシー会社ではたらく人たちは、大反対するでしょう。
それは、よくわかります。
でも、いまはもう、自動運転が実現しそうな時代です。
そのことを考えると、いっそのこと、路面電車を導入しちゃえばいいんじゃないかって、おもってしまうんです。
たとえ自動運転が実用化しても、路面電車には、路面電車にしかない価値があります。
電車そのものが観光資源になること。
そして、時間どおりに来てくれるという、定時性。
この2つの強みがあるかぎり、自動運転とも、うまくすみわけができるはずです。
車がないと生きていけない沖縄。
それとも、路面電車で、どこへでも行ける沖縄。
もし後者がじつげんしたら――
地元の人の暮らしは、らくになる。
観光客は、もっと沖縄を楽しめる。
そして、走る電車そのものが、新しい沖縄の顔になる。
メリットしかないと思うのですが…..
沖縄いっぱいに路面電車をはりめぐらせたら、貧困が半分消える|お気軽ラボ



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